代表挨拶

地域ぐるみの子育て活動!

「子どもたちの役に立つことを実践したい」という想いから、「さつき」というボランティアグループを立ち上げ、児童養護施設児童と関わるようになってからすでに40数年が経ちました。たくさんの仲間とともに杉並区にある児童養護施設で、マンツーマンによる学習や遊びの相手、施設を出た後の子どもたちとのつき合い、生活相談・援助などを幅広く行ってきました。
その中で、子育てというものは親だけに押し付けるものではなく、家族親戚はもとより地域のみんなが関わって行うものだという気持ちがますます強くなりました。またさらに、子育ての中で育てられる子どもたちだけではなく、それにかかわる周りの人々にも得られるものがたくさんあるのだと気づかされました。

「地域との連携」

児童養護施設における活動においても、地元の皆さんとの関わりが大切と考え、子どもたちと一緒に企画したお祭りに地元の皆さんをご招待したり、盆踊りを地元の皆さんに教えていただいたりと様々なことを活動に採り入れてきましたが、最近15年くらいはそういったことがほとんど行われなくなってしまっていたように思います。それは、核家族化が進み地域の人々との世代を超えたつながりが、どんどん少なくなってきてしまったためだと思います。
また、子どもをターゲットにした凶悪な事件が多発し、安心して他人と子どもたちを関わらせることができなくなったこともあげられます。しかし、子どもたちを教育する場は、必ずしも学校だけではなく、地域の大人たちが子どもたちに教えられることはたくさんあるはずです。かつての子どもたちは地域の大人との触れ合いを通じて、さまざまなことを学んできました。
そんな子育てについての地域との連携を、私はこのNPO活動を通じて、もう一度模索し実現してみたいと考えています。

「子ども、若者、親世代、お年寄り・・世代ぐるみの子育ての輪」

世代を超えた交流と助け合いを通じて、だれもが一生希望を持ち続けることができる世界・・・私たちはこんな世界を目指します。中心となるのはこれからの世界を背負っていく子どもたち! そして彼らを取り巻く親世代、先輩となる若きお兄さんお姉さんである若者世代、そしてお年寄り世代。すべての人が生きがいを持ち希望に満ち溢れた生活ができる、そんな世界です。核家族化の影響もあり、一人暮らしが多くなってきたお年寄りたちが、いつまでも元気に地域の中で生活していくためにはやはり地域との関わりが必要となります。「昔の遊びを教えて」「昔のことを話して」とお願いされることで、お年寄りは自分の役割を見つけ、生きがいを感じ、普段の生活にも意欲を持って向き合えるようになります。

児童養護施設児童に対する支援ボランティア活動から始まった私たちの活動も、40数年の時を経て、広く地域社会に眼を向けた多くの世代の協力による子育ての輪づくり、居場所づくり、世代を超えた生きがい作りに活動を広げようとしております。
これらの活動に皆さんの温かいご支援とご協力を今後ともよろしくお願い申し上げます。

特定非営利活動法人 さつきファミリー
代表理事   森川雅志